返済不可となってしまった住宅ローンの対処法とは？

夢のマイホームを手に入れるために少し無理をして住宅ローンを組んでしまったという方は、実はけっこう多いものです。
そのまま返済が続けられるならば問題はありませんが、生活の変化に伴い返済不可となってしまうケースがあることも事実です。
今回は、そのような場合の対処法などをご紹介いたします。

住宅ローン返済が困難な場合の対処法

ローンが返済不可になってしまった場合は、早めに金融機関や不動産会社に相談し、適切な対策を教えてもらうようにしましょう。
通常住宅ローンは金利面で低くなるように優遇されているのですが、一度でも滞納してしまうと金利が優遇されなくなり、跳ね上がるケースがあるためです。
金利が上がると、総返済額が予定を上回ることになり、苦しい返済がさらに苦しくなります。
返済を滞納したまま放置しておくと、最悪の場合自己破産してしまうこともありますが、うまく対処することでトラブルを最小限に抑えられます。
この場合には、金融機関に了承を得たうえで意志を持って売却する方法や、リースバックというような方法もあります。

返済不可となった場合の選択肢「競売」とは？

住宅ローン返済を3か月程度滞納すると、金融機関より督促状が届きます。
さらに6か月程度の滞納をすると一括支払いを請求されます。
ここまでにご自身で返済対応できない場合は、購入時に加入した保証会社が代わって返済し、同時に債務者に「申し立て」をし、競売にかけられることになります。
競売とはローンの返済ができなくなった代わりに、返済に充てるために物件を売りに出すことですが、その相場は通常の売却とは異なり50〜70%の安値での取引です。
つまり、売れたとしてもローンの返済分に足りないことも十分に考えられ、その場合は残債を一括返済する必要があります。
できればこのような事態には陥りたくないのが本音だと思いますので、返済が難しくなった場合は、早めに対策をするようにしましょう。

返済不可となった場合の選択肢「任意売却」とは？

住宅ローンの返済が難しいと感じた場合には、任意売却という方法を取ることをおすすめします。
任意売却とは通常の方法でマイホームを売却することで、周囲の方々にも、マイホームを手放す理由を知られることなく売却できる方法です。
メリットとしては、物件価格を安く叩かれることなく相場のまま売却できることで、少しでも残債を減らせることが一番に挙げられます。
また、最終的な残債も月々に分けて返済することができ、場合によっては引っ越し費用のサポートまでしてもらえることもあります。

まとめ

ローンが返済不可になってしまった場合の対処法をお伝えしました。
返済が難しいなと思ったときには、とにかく早めに専門家である金融機関や不動産会社に相談することが必要です。
タイミングを間違えれば、取り返しのつかない事態にもなりかねませんので、十分に注意してください。
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